リリイ・シュシュの全て

はじめの方は難解・・・と言うか、全く話の内容がつかめなかったけど、

最後まで見終わったときに「ああ、そういうことだったんだ・・・！」と、

全てが繋がります。そして、話が繋がったのと同時に、

「それは反則だろ・・・」というくらいに切なくなって、鬱になります。

終盤の急展開なんて、今思い出すだけでも息苦しくなりますね・・・。

こんな映画もあったのかと、とにかく自分には衝撃的でした。

おそらくこんな映画は他に探しても見つからないでしょう。

リリイ・シュシュのアルバムはこの映画を見る前から好きだったけど、

やっぱりこれを見る前と、見た後では全然感じ方が違いますね。

映画を見てしまった後(今)では、生々しい曲名を見ているだけで、

溜息が出ます。そして、実際に曲を聴くと、精神的に疲れるし、

鬱になります。でも、何故か聴いてしまう。本当に不思議です。

2つとも、「何故有名にならないの？」という感じなんですが、

これは暗い闇の中に静かに存在しているのが良いのでしょうね。

・・・というより、そうであってほしいです。